経済産業省は、国内外の7カ所でCCS(二酸化炭素回収・貯留)事業を本格化すると発表しました。具体的な対象地域は北海道などで、2030年までに年間約1300万トンの二酸化炭素を貯留することを目指しています。経産省は産業界と連携し、CCS事業化に取り組むとともに、関連する法制度の検討を進める意向です。CCSは火力発電所などから二酸化炭素を回収し、船やパイプラインで輸送して地中に貯留する技術であり、政府の目標である2030年までに二酸化炭素を46%削減するために貢献することが期待されています。
コンサルタントから一言
CCSは発電所や化学工場などから排出されたCO2を、ほかの気体から分離して集め、地中深くに貯留・圧入する技術です。火力発電のCO2排出量を抑え、低炭素化を実現する取り組みです。国内外7カ所でCCS事業を本格化するということで、低炭素社会実現に向け期待ができますね。
参考:脱炭素化へ…CO2地下貯留事業 国内外の7カ所で本格化 経産省
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000303124.html