▼概要
セブンが電力小売り、再エネ比率4割、グループ外にも供給、について解説します。
▼目次 質問内容
00:51 ①注目される理由を教えて
01:28 ②オンサイトでの再エネ利用の取組について
02:26 ③オフサイトでの再エネ利用の取組について
▼出演者の経歴
大阪大学 理学部物理学科卒、同大学大学院工学研究科 修士課程修了後 エネルギー系の商社(東証プライム市場)で、省エネ・創エネ提案、新規事業立上、営業企画運営、営業管理、設計、施工管理を6年間の在職中に実践した。 2015年ビジネスコンサルタントとして、SMCを設立し、多くの企業の脱炭素経営支援を行っている。 九州経済産業局 カーボンニュートラルアクセラレーションプログラム 専門アドバイザー、中小機構カーボンニュートラルアドバイザーを歴任し、脱炭素GXパートナーをサービスとして展開している。
Facebook 中谷豪太 ===
▼脱炭素GXパートナーとは 脱炭素GXパートナーは、企業のCO2排出量の計算と可視化を支援するサービスです。このプラットフォームを利用することで、企業は自身の直接排出量(Scope 1)、間接排出量(Scope 2)、およびバリューチェーン全体の排出量(Scope 3)を把握し、分析することができます。GXパートナーは、CO2削減施策の導入サポートを提供し、企業が脱炭素社会への移行を実現するための全面的なサポートを行います。詳細については、GXパートナーのウェブサイトをご覧ください。
▼脱炭素GXパートナー公式HP https://co2-scope.com/#
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#脱炭素
#カーボンニュートラル
#カーボンクレジット
#グリーントランスフォーメーション
▼トーク内容
≪インタビュアー≫
皆さん
こんにちは
本日は
『脱炭素GXチャンネル』にお越しいただき
ありがとうございます
今日は
合同会社GIN
代表の中谷さんをお迎えして
セブン&アイHDの電力小売
事業参入について
詳しく伺っていきます
≪中谷氏≫
こんにちは
中谷です
今回もよろしくお願いします
≪インタビュアー≫
よろしくお願いします
まずは合同会社GINについて少し
教えていただけますか
≪中谷氏≫
はいもちろんです
私たち合同会社GINは
CO2排出量の可視化を支援する
『GXパートナー』というサービスを運営しています
他にもスタートアップの支援や知財事業化資金調達
M&A、産学連携など、幅広く活動しています
≪インタビュアー≫
なるほど
環境問題等に貢献する
素晴らしい取り組みですね
では本題に移りましょう
今日のテーマは
『セブン&アイHDの電力小売事業参入』
についてです
まず、このニュースが
注目されている理由について教えてください
≪中谷氏≫
解説用のスライドを用意しておりますので
お願いします
≪インタビュアー≫
はい
≪中谷氏≫
ありがとうございます
セブン&アイHDは
2050年にカーボンニュートラルを目指しており
2030年にはCO2排出量を
半減することを目標としています
今回、電力小売りに参加することで
自社店舗に再生可能エネルギーを安定的に供給し
その割合を高めることが狙いです
取り組みとしては
中期経営計画で目標達成に向け
自社敷地内で行う
「オンサイトの再生エネルギーの強化」
遠隔地で行う
「オフサイトの再生エネルギーの利用」
水素など「新技術への投資・利用促進」の
取組を行うとしています
≪インタビュアー≫
それは大きな一歩ですね
具体的には
どのような取り組みが進んでいるのでしょうか
≪中谷氏≫
次のスライドをお願いします
ありがとうございます
セブンイレブンは
まず国内の約9000店舗に
太陽光パネルを設置しており
すでにその電力を店舗の運営に活用しています
この取り組みによって
年間約1億kWhの電力を創出しており
今後さらに太陽光発電設備の導入を拡大することで
CO2排出量の削減を進めていく予定です
≪インタビュアー≫
それはかなりの規模ですね
さらに、他にもエネルギー効率の
向上に向けた取り組みがあるのでしょうか?
≪中谷氏≫
はい
セブン&アイHDは
太陽光パネルの設置に加えて
省エネ・創エネ・蓄エネ設備を備えた
『環境負荷低減店舗』の実証実験も行っています
この店舗では
エネルギー効率を
大幅に向上させるための技術が導入されており
これまでの実験では購入電力量を約60%
CO2排出量を約70%削減する成果が得られています
また、これらの技術は今後
他の店舗にも展開される予定です
≪インタビュアー≫
それだけの削減効果が
あるということは非常にインパクトがありますね
さらに、電力小売事業への参入について
詳しく教えてください
≪中谷氏≫
次のスライドをお願いします
ありがとうございます
セブン&アイHDは
これまで主に自社の店舗で使用する
再生可能エネルギーの調達を進めてきましたが
2024年8月に
電力小売事業に参入することを発表しました
設立される100%子会社を通じて
太陽光などの再生可能エネルギー由来の電力を
発電事業者と直接契約する形で調達します
この方法によりより安価で安定的な電力供給が可能になります
直接契約することで
電力の価格が下がるメリットもあるんですよね
≪インタビュアー≫
再生可能エネルギーの供給に関して
どのような計画が進んでいるんですか
≪中谷氏≫
はい
セブン&アイHDは
2030年度までに自社の国内拠点で使用する
消費電力の
再エネ比率を4割台に
引き上げることを目標としています
さらに、電力小売事業を通じて
他の企業や取引先にも
再エネ電力を供給することを視野に入れています
これにより
セブン自身のCO2削減目標だけでなく
サプライチェーン全体の脱炭素化にも
寄与しようとしています
≪インタビュアー≫
電力小売事業の参入によって
セブンは再生可能エネルギーの
普及に大きく貢献することになりそうですね
他にも、再エネの利用を広げるための
取り組みはあるのですか
≪中谷氏≫
はいその通りです
セブンは、オフサイトPPA(電力購入契約)も
積極的に活用しています
オフサイトPPAを通じて
セブンは遠隔地にある
太陽光発電所から再生可能エネルギーを調達し
これを関東地区の
約750店舗に供給しています
この取り組みは
さらに約2000店舗まで拡大する計画で
セブン&アイHDは
再生可能エネルギーを
より広範囲に供給するための
重要なステップとなっています
≪インタビュアー≫
具体的な数値や取り組みを聞くと
セブンの本気度が伝わってきますね
≪中谷氏≫
本当ですね
≪インタビュアー≫
ありがとうございます
最後に
GINのサービスについて
もう少し教えていただけますか?
≪中谷氏≫
私たちの『GXパートナー』は
企業のCO2排出量を見える化し
最適な削減方法を提案するサービスです
また補助金支援も行っており
環境への取り組みをサポートしています
≪インタビュアー≫
今日はたくさんの貴重な情報を
ありがとうございました
最後に視聴者の皆さんに
一言お願いいたします
≪中谷氏≫
いつもご視聴いただきありがとうございます
皆さんの企業活動にも
ぜひお役立ちいただければありがたいと思っています
≪インタビュアー≫
この動画が参考になったと思ったら
ぜひ『いいね』と『チャンネル登録』をお願いします
それではまた次回お会いしましょう
≪中谷氏≫
はい
ありがとうございました
≪インタビュアー≫
ありがとうございました