▼概要
GHGプロトコル Scope1の算出について詳しく解説します。
▼目次
質問内容
01:09~ ①GHGプロトコル Scope1って何?
02:22~ ②エネルギーの使用による直接排出方法を教えて
03:16~ ③工業プロセスによる排出よる直接排出方法を教えて
▼出演者の経歴
大阪大学 理学部物理学科卒、同大学大学院工学研究科 修士課程修了後
エネルギー系の商社(東証プライム市場)で、省エネ・創エネ提案、新規事業立上、営業企画運営、営業管理、設計、施工管理を6年間の在職中に実践した。
2015年ビジネスコンサルタントとして、SMCを設立し、多くの企業の脱炭素経営支援を行っている。
九州経済産業局 カーボンニュートラルアクセラレーションプログラム 専門アドバイザー、中小機構カーボンニュートラルアドバイザーを歴任し、脱炭素GXパートナーをサービスとして展開している。
Facebook 中谷豪太
===
▼脱炭素GXパートナーとは
脱炭素GXパートナーは、企業のCO2排出量の計算と可視化を支援するサービスです。このプラットフォームを利用することで、企業は自身の直接排出量(Scope 1)、間接排出量(Scope 2)、およびバリューチェーン全体の排出量(Scope 3)を把握し、分析することができます。GXパートナーは、CO2削減施策の導入サポートを提供し、企業が脱炭素社会への移行を実現するための全面的なサポートを行います。詳細については、GXパートナーのウェブサイトをご覧ください。
▼脱炭素GXパートナー公式HP https://co2-scope.com/
#GXとは
#中小企業
#脱炭素
#カーボンニュートラル
#カーボンクレジット
#グリーントランスフォーメーション
【トーク内容】
≪インタビュアー≫
皆さん、こんにちは
『脱炭素GXチャンネル』へようこそ!
今日は、温室効果ガス(GHG)の
排出量算定方法について
解説していきます
お相手は、合同会社GIN
代表の中谷さんです
よろしくお願いします
≪中谷氏≫
皆さん、こんにちは!
合同会社GINの中谷です
本日は、企業が取り組むべき
GHG排出量の算定について
特にCO2ですね
について、Scope1の部分を
わかりやすく解説していきます
≪インタビュアー≫
その前に少しだけ
中谷さんが代表を務める
「合同会社GINについて」教えてください
≪中谷氏≫
もちろんです
合同会社GINでは
CO2排出量の可視化支援サービス
『GXパートナー』を運営しています
また、スタートアップ支援や
知財の事業化、資金調達
M&A、そして産学連携など
幅広いサービスを提供しています
≪インタビュアー≫
それは、素晴らしいですね!
さて、本題に入りましょう
今日は、どんな内容になるんですか?
≪中谷氏≫
今日は、GHGプロトコルの「Scope1」
つまり、企業が直接排出する温室効果ガス
の算定方法について
詳しく見ていきます
温室効果ガス
「GHG」て言いますけど、
グリーンハウスガスですね
GHG排出算出の
国際基準であるGHGプロトコルでは
サプライチェーンにおけるGHGの
合計排出量を計算する必要があり
サプライチェーン排出量を「Scope1」
「Scope2」「Scope3」の3つに分類しています
Scope1は
燃料の使用や工業プロセスによって
排出される温室効果ガスが対象です
具体的には
自社の事業所や建設現場で使用する
燃料やエネルギーから発生する排出量を計算します
≪インタビュアー≫
直接排出ということは
企業が実際に使った燃料や
エネルギーから出るものなんですね
≪中谷氏≫
はい、その通りです
Scope1では自社が所有・支配する
すべての事業活動に関連する
排出量を計算しなければなりません
具体的な計算方法としては
例えば、自社所有の車両での燃料使用や
工場でのエネルギー使用が挙げられます
また、Scope1の算定対象は
自社の全部門・全事業所はもちろん
連結対象事業者や建設現場自社等が
所有・支配する全ての事業活動を
含める必要があります
≪インタビュアー≫
なるほど、それはかなり重要なポイントですね
具体的な計算方法についても
教えていただけますか?
≪中谷氏≫
Scope1は、自社所有の自家用車での走行や
燃料による暖房などにおける
エネルギーの使用による直接排出と
鉄やセメントの製造などの
工業プロセスによる排出
の2つに大別することができます
エネルギー使用による直接排出は
使用したエネルギー量に
『排出係数』という値を
掛け合わせて計算します
この排出係数は
1単位のエネルギー使用量から
どれだけの温室効果ガスが
排出されるかを示すものです
≪インタビュアー≫
なるほど
その排出係数というのは
どこから入手するんですか?
≪中谷氏≫
環境省が公開している
データベースから取得することができます
特に大企業は、省エネ法に基づいて
既にエネルギーデータを
管理しているケースが多いので
そのデータを使って
計算することも可能です
≪インタビュアー≫
なるほど、中小企業にとっても
重要な情報ですね
それでは、工業プロセスによる排出
についても教えてください
≪中谷氏≫
工業プロセスによる排出は
例えば鉄やセメントの製造過程で
化学反応により発生する温室効果ガスのことです
この場合、製造量に
単位製造量あたりの排出量を
掛け合わせて計算します
≪インタビュアー≫
非常に具体的ですね
では、Scope1の排出量削減についても
少し触れていただけますか?
≪中谷氏≫
Scope1の排出量削減は
自社の直接排出であるため
排出量削減がコスト的にも
削減することにつながることが多くあります
削減策を講じることで
エネルギー効率を高めることができ
結果的に経費の削減にも貢献します
自社のケースにおいて
どのような算定をすればよいかを
排出原単位の特定は
判断が難しい場合も多々あるため
算定にあたっては
当社のような専門家に相談することが有効です
≪インタビュアー≫
最後に、合同会社GINの
提供するサービスについても
少し詳しく教えてください
≪中谷氏≫
今日は『Scope1』について
詳しく説明しましたが
当社の『GXパートナー』は
CO2排出量の可視化を支援するサービスで
企業がどのくらいのCO2を
排出をしているのかを
明確にすることができます
また、その他の支援も行っていますので
環境対応を進める上で
ぜひ、活用をお願いいたします
≪インタビュアー≫
それは、心強いですね
では、最後に視聴者の皆さんに
一言、お願いいたします
≪中谷氏≫
ぜひ、GHG排出量の算定に取り組んでいただき
持続可能な社会の実現に貢献していきましょう!
≪インタビュアー≫
今日は、ありがとうございました
この解説が役立ったと思ったら
ぜひ『いいね』と『チャンネル登録』を
お願いいたします
それでは、また次回お会いしましょう!