▼概要
トヨタとBMW、水素社会実現に向けた協力関係強化について解説します。
▼目次
質問内容
①トヨタとBMWとの合意内容とは?01:26
②全方位戦略を進めるのはなぜ?04:07
③ゼロエミッション車ってなに?06:00
▼出演者の経歴 大阪大学 理学部物理学科卒、同大学大学院工学研究科 修士課程修了後 エネルギー系の商社(東証プライム市場)で、省エネ・創エネ提案、新規事業立上、営業企画運営、営業管理、設計、施工管理を6年間の在職中に実践した。 2015年ビジネスコンサルタントとして、SMCを設立し、多くの企業の脱炭素経営支援を行っている。 九州経済産業局 カーボンニュートラルアクセラレーションプログラム 専門アドバイザー、中小機構カーボンニュートラルアドバイザーを歴任し、脱炭素GXパートナーをサービスとして展開している。
▼【脱炭素GX資料請求】お申し込みはこちら! https://co2-scope.com/documents/
▼【CO2可視化】のお申込みはこちら! https://co2-scope.com/documents/ Facebook 中谷豪太 ▼脱炭素GXパートナーとは 脱炭素GXパートナーは、企業のCO2排出量の計算と可視化を支援するサービスです。このプラットフォームを利用することで、企業は自身の直接排出量(Scope 1)、間接排出量(Scope 2)、およびバリューチェーン全体の排出量(Scope 3)を把握し、分析することができます。GXパートナーは、CO2削減施策の導入サポートを提供し、企業が脱炭素社会への移行を実現するための全面的なサポートを行います。詳細については、GXパートナーのウェブサイトをご覧ください。
▼脱炭素GXパートナー公式HP https://co2-scope.com/# #GXとは #中小企業 #脱炭素 #カーボンニュートラル #カーボンクレジット
▼字幕内容
インタビュアー:
こんにちは!みなさん!脱炭素GXチャンネルへようこそ! 今日も最新の脱酸素ニュースと情報をお届けします。 解説はいつもおなじみ合同会社GIN代表の中谷さんです。 よろしくお願いします。
中谷さん:
はい、こんにちは! よろしくお願いします。 今日も楽しくやっていきましょう。
インタビュアー:
さて、今日はトヨタと BMW が水素燃料電池車で提携した話題ですね。 これはすごいニュースです。その前にまず合同会社GINについて 少し 紹介させてください。 合同会社GINはどのような事業を行っているんでしょうか?
中谷さん:
はい、合同会社GINでは、CO2排出量の可視化及び削減を支援するサービス、GX パートナーを提供しています。また、スタートアップの支援 知財の事業化、資金調達、M&A、さらには産学連携といった広範囲な 活動を行っています。
インタビュアー:
なるほど!幅広いですね。 特に CO2の見える化は、今の時代に欠かせないサービスですね。 それでは本題に移りましょう。 トヨタとBMWが発表した水素燃料電池車の共同開発について 詳しく教えていただけますか?
中谷さん:
解説用のスライドを用意しておりますのでお願いします。 はい、ありがとうございます。 トヨタと BMW は水素を使った次世代の燃料電池車FCEVを共同で開発し 水素インフラの整備も進めていくと発表しました。 これは2028年にBMWの 量産型燃料電池車の生産を目指すもので非常に大きなプロジェクトです。 特に水素は CO2を排出しないクリーンなエネルギーとして注目されていますね。
インタビュアー:
そうですよね。電気自動車EVがよく話題に上がりますが、 水素もカーボンニュートラル社会を実現するための重要な選択肢の一つですよね。 ところで、この燃料電池車とEVはどのように違うんですか?
中谷さん:
はい!良い質問ですね。簡単に言うと、EVはバッテリーに蓄えた電力でモーターを動かして走行します。 一方、燃料電池車は水素を使って発電し、その電力でモーターを動かします。燃料電池は水素と酸素を化学反応させて電気を生み出すので、走行中に排出されるのは水だけなんです。 これが大きなポイントで、完全にクリーンな車両と言えます。
インタビュアー:
なるほど!水だけしか出さないってすごいですね! じゃあ、燃料の供給の点ではどうなんですか?
中谷さん:
はい、その点も興味深いですね。 EVは充電に時間がかかるのに対して、燃料電池車は水素タンクに補充するだけなので、ガソリン車のように短時間で満タンにできるんです。 例えば、数分で水素を満タンにして、そこから、数百キロ走ることが可能です。これが長距離ドライバーや商用車の運転手にとっては大きなメリットになります。
インタビュアー:
確かに。充電の待ち時間がないのはいいですね。 でも、水素のインフラがまだ少ないんじゃないですか?
中谷さん:
そうですね。まさに、そこが今後の課題です 現在、水素ステーションの数は限られていて、インフラが整っていない地域では、利用が難しいです。 ただ、トヨタ、BMWは、この問題に対しても積極的に取り組んでいて インフラ整備を加速させるために、他の企業や政府と協力しています。 特にトヨタはこれまで、日本国内外で積極的に水素社会の実現を目指して 水素ステーションの展開を進めてきました。
インタビュアー:
トヨタは本当に全方位的な戦略を、とっているんですね。 EVやハイブリッド車に加えて、こうした燃料電池車まで開発することで、 様々なアプローチで脱炭素を目指しているということですね。
中谷さん:
その通りです。次のスライドをお願いします。 はい、トヨタの全方位戦略は、脱炭素化の 課題をさまざまな方法で解決しようとしています。 例えば、EVは、都市部での短距離移動に適していますが、燃料電池車は長距離移動や商業利用に向いています。また、ハイブリッド車も、この中間的な役割を果たしていて、地域や用途に応じて最適な技術を提供できるのがトヨタの強みなんです。
インタビュアー:
各地域や用途に応じた車両を提供するというの は他の自動車メーカーとは違うアプローチですよね。特に最近、EV仕様の市場の動向を考えるとトヨタの全方位戦略が、ますます注目される気がしますね。
中谷さん:
その通りです。実際に EV市場は少し停滞してきています。 特に中国では EVの過剰供給により、競争激化が進んでおり利益率が低下しています。一方で、寒冷地などでは、EVの航続距離が問題視されており、ハイブリッド車や燃料電池車の優位性が見直されつつあります。
インタビュアー:
それは興味深いですね。つまり、すべての場所でEVがベストとは限らないということなんですよね。
中谷さん:
そうですね。EVだけに頼ると、地域ごとのインフラ整備や気候条件に対応しきれないケースもあります。そのため、トヨタは多様な技術を用意して 地域ごとに、最適な選択肢を提供するという戦略をとっています。
インタビュアー:
非常に柔軟な戦略ですね。話は変わりますが、燃料電池車はゼロエミッション車という風に聞きました。 このゼロエミッション車についても詳しく教えてもらえますか?
中谷さん:
はい。次のスライドをお願いします。 ゼロエミッション車とは、走行時に CO2などの温室効果ガスを排出しない EVや、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、燃料電池自動車のことでハイブリッド自動車は含まれない形になってしまいます。 Zero Emission Vehicleの頭文字をとって ZEVと呼ばれます。 PHVプラグインハイブリッドは、電動モータとガソリンエンジンの両方を搭載した自動車ですが、バッテリーの容量が大きいため、ゼロエミッション車に含まれます。商用車であるバン、トラック、バスのゼロエミッション化も中国や EUでは急速に進んでいます。 日本では中国や EUほど市場は作られていませんが、商用車をゼロエミッション化することで、自社の進んだ脱炭素経緯をアピールすることができると考えられます。これは東京オリンピックでも使われていました。
インタビュアー:
なるほど。ゼロエミッション車についてよくわかりました。
今日は 本当に濃い情報をたっぷり教えていただき、ありがとうございます。中谷さん、最後に視聴者の皆さんに一言お願いします。
中谷さん:
合同会社GINでは、CO2の見える化、および削減を提案するサービス GXパートナーを提供しています。 また様々な支援も行っていますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。これからも脱炭素に向けた取り組みも一緒に進めていきましょう。
インタビュアー:
今日の解説が役立ったと思われたら、ぜひ「いいね!」と「チャンネル登録」をお願いします。 また次回お会いしましょう