GHGプロトコル Scope2の算出について【脱炭素GXチャンネル】 - YouTube

▼概要GHGプロトコル Scope2の算出について解説します▼目次質問内容:本編初めから 00:00    ①GHGプロトコル Scope2って何?  00:36    ②Scope2の計算方法につ…

▼概要
GHGプロトコル Scope2の算出について解説します

▼目次
質問内容:本編初めから 00:00
    ①GHGプロトコル Scope2って何?  00:36
    ②Scope2の計算方法について教えて  01:35
    ③環境省・経済産業省のガイドラインはどうなってる?  03:40

▼出演者の経歴
大阪大学 理学部物理学科卒、同大学大学院工学研究科 修士課程修了後
エネルギー系の商社(東証プライム市場)で、省エネ・創エネ提案、新規事業立上、営業企画運営、営業管理、設計、施工管理を6年間の在職中に実践した。
2015年ビジネスコンサルタントとして、SMCを設立し、多くの企業の脱炭素経営支援を行っている。
九州経済産業局 カーボンニュートラルアクセラレーションプログラム 専門アドバイザー、中小機構カーボンニュートラルアドバイザーを歴任し、脱炭素GXパートナーをサービスとして展開している。

Facebook  中谷豪太

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▼脱炭素GXパートナーとは
 脱炭素GXパートナーは、企業のCO2排出量の計算と可視化を支援するサービスです。このプラットフォームを利用することで、企業は自身の直接排出量(Scope 1)、間接排出量(Scope 2)、およびバリューチェーン全体の排出量(Scope 3)を把握し、分析することができます。GXパートナーは、CO2削減施策の導入サポートを提供し、企業が脱炭素社会への移行を実現するための全面的なサポートを行います。詳細については、GXパートナーのウェブサイトをご覧ください。

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【字幕内容】
≪インタビュアー≫
皆さん こんにちは
今日も「脱炭素GXチャンネル」にようこそ
今日も脱炭素について楽しく深掘りしていきましょう

≪中谷氏≫
こんにちは 合同会社GIN代表の中谷です
いつもありがとうございます
今日もよろしくお願いします

≪インタビュアー≫
中谷さん
合同会社GINはCO2排出量の可視化を支援するGXパートナーを運営されているんですよね
他にもスタートアップ支援や知財の事業化、M&Aなど幅広く活躍されており、すごいですね

≪中谷氏≫
ありがとうございます
私たちは企業の脱炭素化をサポートする様々な事業を展開しています

≪インタビュアー≫
ありがとうございます
さて 今日は「GHGプロトコル Scope2」について
詳しく教えていただきたいと思います
まずScope2とは一体どういうものなんでしょうか

≪中谷氏≫
解説用のスライドを用意しておりますのでお願いします
はい ありがとうございます
GHGプロトコル Scope2 とは企業が他社から購入した電気や熱、
蒸気を使用することで発生する間接的な温室効果ガスの排出量のことを指します
直接的な排出を指すScope1に対しScope2は企業が直接排出するわけではないが
他社のエネルギー利用によって間接的に生ずる排出量です

≪インタビュアー≫
直接排出と間接排出、なるほど!
では 企業は自分たちが使っているエネルギーだけではなく
それをどこから調達しているかというところまで考えなければならないということなんですかね

≪中谷氏≫
はい そうなんです
実は 企業活動においては自社が使用するエネルギーの多くが
外部の供給元から来ていることが多くその影響で
Scope2の排出量が無視できないレベルになるケースもあるんです
特に大規模な製造業やサービス業では電力使用が膨大であり
それがそのまま温室効果ガスの排出に直結するんですね

≪インタビュアー≫
そうなんですね
電力使用量の規模が大きくなるとそれに応じて排出量も増えるということですね
でも それをどうやって計算するんですか

≪中谷氏≫
はい 次のスライドをお願いします
Scope2の排出量は基本的に「活動量 × 排出係数」で計算されます
ここでは 活動量とは例えばどれだけの電力を使用したかというデータです
そして 排出係数はその電力がどれぐらいのCO2を排出しているかを示す数値です
この排出係数は電力の供給元のエネルギーの種類によって異なります
再生可能エネルギーを使用すれば当然排出係数は低くなりますし
石炭火力発電などの化石燃料を使えば排出係数は高くなります

≪インタビュアー≫
なるほど つまり企業が使うエネルギーの種類や供給元に応じて
CO2排出量が変わってくるということですね
計算方法は やはりいろいろあるんですか

≪中谷氏≫
その通りで
Scope2の排出量の計算には大きく分けて「ロケーション基準」と「マーケット基準」
の2つのアプローチがあります

≪インタビュアー≫
なるほど その「ロケーション基準」と「マーケット基準」って具体的にはどう違うんですか

≪中谷氏≫
はい
ロケーション基準というのは電力の種類に関係なく
その地域全体の平均的な排出係数を使って排出量を計算する方法です
例えば日本全国で使われている電力の平均的なCO2排出量について計算します
これにより再生可能エネルギーを利用している場合でもそのメリットが反映されないことがあるんです

≪インタビュアー≫
なるほど再生エネルギーを使っていてもロケーション基準では
その効果が数字に現れないということですか

≪中谷氏≫
そうなんです  一方でマーケット基準では企業が実際に契約している電力の種類や
供給元に基づいて排出量を計算します
例えば100%再生可能エネルギーを購入している企業であれば その契約内容に応じて
排出係数が大幅に低くなります
つまり マーケット基準の方が実際の企業の取り組みを反映した
より正確な計算ができると言えるでしょう

≪インタビュアー≫
そうなんですね
マーケット基準は企業の努力が直接反映されるので再生可能エネルギーを積極的に
取り入れている企業にはメリットが大きいですね

≪中谷氏≫
はい その通りです
マーケット基準は 特にサステナビリティを重視する企業にとっては
自社の脱炭素化努力を正しく数値化できる大きなメリットがあります
さらにマーケット基準では企業が購入している電力会社の排出係数も影響します
電力会社がどれだけ再エネを取り入れているかによっても排出量が変わってくるんです

≪インタビュアー≫
なるほど 電力会社の選択も重要なんですね
日本の企業がこの二つの基準を使うとき何か特別な指針とかはあるんですか

≪中谷氏≫
はい 次のスライドをお願いします
はい ありがとうございます
日本では環境省がGHGプロトコルに基づいたガイドラインを公表しており
Scope2の排出量を計算する際の指針を提供しています
ただし国際的なGHGプロトコルと少し違いがあります
例えば GHGプロトコルでは発電所での自家消費分や送電ロスはScope2には含まれませんが
日本のガイドラインではそれらもScope2に含めることがあります
また日本ではCO2のみを対象としていますが
GHGプロトコルでは他の温室効果ガスも対象に含まれます
さらに GHGプロトコルであればロケーション基準とマーケット基準の両方での報告が必要ですが
日本のガイドラインでは求められていません

≪インタビュアー≫
なるほど 細かい違いがあり
Scope2の計算というのは非常に複雑ですね
こういう時にGINのような 「GXパートナー」があると非常に役立つんですかね

≪中谷氏≫
そうですね
GXパートナーでは、企業のCO2排出量の見える化をして
正確な排出量を把握するサポートをしています
その他様々な支援も行っていますので脱炭素化に取り組む企業の力になれればと思っています
ありがとうございます

≪インタビュアー≫
今日も詳しく解説いただきました
最後に視聴者の皆さんに一言お願いいたします

≪中谷氏≫
はい 皆さん 温室効果ガスの排出量は企業活動にとっても重要な課題です
今後も正確な情報を提供していきますのでぜひ 一緒に取り組んでいきましょう

≪インタビュアー≫
はい ありがとうございました
今日の解説が役に立ったと思ったらぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします
それではまた次回お会いしましょう
さようなら