▼概要
脱炭素社会の実現に欠かせない『PPAと蓄電池』について 詳しく解説します。
▼出演者の経歴
大阪大学 理学部物理学科卒、同大学大学院工学研究科 修士課程修了後 エネルギー系の商社(東証プライム市場)で、省エネ・創エネ提案、新規事業立上、営業企画運営、営業管理、設計、施工管理を6年間の在職中に実践した。
2015年ビジネスコンサルタントとして、SMCを設立し、多くの企業の脱炭素経営支援を行っている。
九州経済産業局 カーボンニュートラルアクセラレーションプログラム 専門アドバイザー、中小機構カーボンニュートラルアドバイザーを歴任し、脱炭素GXパートナーをサービスとして展開している。
Facebook 中谷豪太
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▼脱炭素GXパートナーとは
脱炭素GXパートナーは、企業のCO2排出量の計算と可視化を支援するサービスです。
このプラットフォームを利用することで、企業は自身の直接排出量(Scope 1)、間接排出量(Scope 2)、およびバリューチェーン全体の排出量(Scope 3)を把握し、分析することができます。
GXパートナーは、CO2削減施策の導入サポートを提供し、企業が脱炭素社会への移行を実現するための全面的なサポートを行います。
詳細については、GXパートナーのウェブサイトをご覧ください。
▼脱炭素GXパートナー公式HP https://co2-scope.com/#
#GXとは #中小企業 #脱炭素 #カーボンニュートラル #カーボンクレジット
▼動画内容
【特集】PPAと蓄電池で実現する地域主導の脱炭素社会
『脱炭素GXチャンネル』では、再生可能エネルギーの活用を広げるための注目テーマ「PPAと蓄電池」に焦点を当て、地域の電気工事会社「堀内電気」の堀内社長を招き、現場での実践や今後の展望についてお話を伺いました。
🔋 PPA(電力購入契約)とは?
•PPAとは「Power Purchase Agreement」の略称で、第三者が設置・所有する再エネ設備(主に太陽光)から電力を購入する契約形態です。
•特徴は“初期投資ゼロ”で再エネ設備が導入できる点。
利用者は、設置費用を負担することなく太陽光などのクリーンな電力を使うことができます。
•この仕組みにより、資金力のない中小企業や自治体でも、再エネ導入のハードルが一気に下がります。
•PPAで供給される電気は、長期契約(10〜20年)で安定供給されることが一般的で、電力価格の将来不安にも対応可能です。
🏭 堀内電気の取り組み事例
•福岡県を中心に電気工事や再エネ設備導入を手がける堀内電気は、地域の商業施設や工場に対しPPAモデルを積極的に展開しています。
•例えば、とあるスーパーでは、屋根上に太陽光発電を設置し、PPA契約によって電力供給を実施。
•加えて、蓄電池も併設することで、昼間の太陽光で発電した電力を夜間や停電時にも活用できる仕組みを構築しました。
•このモデルにより、施設の電力コスト削減、BCP(事業継続計画)対策、災害時の自立電源確保をすべて実現しています。
⚡ 蓄電池導入の利点と実例
•蓄電池は、太陽光発電とセットで導入されるケースが増えており、以下のようなメリットがあります。
・🌞 昼間の発電分を貯めて、夜間使用 → 自家消費率が向上し、電気代の削減効果が大きい。 ・🌩 災害時にも稼働可能な非常用電源として使える → 地域の安心・安全に貢献。
・💼 ピークカット:契約電力の超過を防ぐために電力使用量が多い時間帯に蓄電池を活用することで、基本料金の削減にもつながる。
•実際、堀内電気が導入した商業施設では、蓄電池導入後に電気料金が約20%削減されたという成果も報告されています。
🚧 導入時に直面する課題と工夫
堀内社長は、導入を検討する現場では次のような課題があると語ります。
•🏠 建物の屋根強度や配線の設計:太陽光パネル設置には荷重計算や配線経路の確認が必要。
•📜 PPA契約の理解不足:導入者が契約の仕組みを正しく理解していないことも多く、丁寧な説明が不可欠。
•💬 補助金や税制の活用方法:制度の理解と申請サポート体制の整備がカギとなる。
•🤝 経営層の合意形成:経営者の「脱炭素」や「持続可能性」に対する姿勢が導入可否を左右することも。
これらに対し、堀内電気では、現地調査・技術設計・制度説明・補助金支援までをワンストップでサポートする体制を構築しています。
🌏 今後の展望と社長メッセージ
•最後に堀内社長は、「再エネは環境対策のためだけでなく、経済的なメリットが非常に大きい。
特にPPAと蓄電池を組み合わせることで、地域でも持続可能なビジネスが構築できる」と強調しました。
•今後は、自治体や商工会議所とも連携しながら、地域全体で再エネ導入を加速し、“誰もが自然に脱炭素に取り組める社会”の実現を目指したいと語りました。