▼概要
大企業で義務化されるCO2排出量取引について詳しく解説!
▼目次
質問内容
①排出量取引制度とは? 00:00
②参加が義務付けられる対象企業は? 01:34
③対象企業に求められる対応とは? 02:30
▼出演者の経歴
大阪大学 理学部物理学科卒、同大学大学院工学研究科 修士課程修了後 エネルギー系の商社(東証プライム市場)で、省エネ・創エネ提案、新規事業立上、営業企画運営、営業管理、設計、施工管理を6年間の在職中に実践した。
2015年ビジネスコンサルタントとして、SMCを設立し、多くの企業の脱炭素経営支援を行っている。
九州経済産業局 カーボンニュートラルアクセラレーションプログラム 専門アドバイザー、中小機構カーボンニュートラルアドバイザーを歴任し、脱炭素GXパートナーをサービスとして展開している。
Facebook 中谷豪太
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▼脱炭素GXパートナーとは
脱炭素GXパートナーは、企業のCO2排出量の計算と可視化を支援するサービスです。
このプラットフォームを利用することで、企業は自身の直接排出量(Scope 1)、間接排出量(Scope 2)、およびバリューチェーン全体の排出量(Scope 3)を把握し、分析することができます。
GXパートナーは、CO2削減施策の導入サポートを提供し、企業が脱炭素社会への移行を実現するための全面的なサポートを行います。
詳細については、GXパートナーのウェブサイトをご覧ください。
▼脱炭素GXパートナー
公式HP https://co2-scope.com/#
#GXとは #中小企業 #脱炭素 #カーボンニュートラル #カーボンクレジット
▼動画内容
今日のテーマは2026年度から始まる「排出量取引制度」について!
企業の対応が求められるこの制度、いったい何なのか?
どんな企業が対象で何をしないといけないのか?
一緒に学んでいきましょう!
本日も解説は株式会社GIN代表の中谷さんです!
早速ですが、「排出量取引制度」って、ざっくり言うとどんな制度か 教えていただけますか?
≪中谷さん≫
一言で言うと、企業が出せるCO2の量に上限を設けて その範囲内で排出枠を取引する制度です。
≪インタビュアー≫
取引ということは、枠が余ったら企業は売れるし 足りない企業は買うということですか?
≪中谷さん≫
おっしゃる通りです!
CO2をコストとして、意識してもらう仕組みで 企業の脱炭素を加速させるための制度となっています。
≪インタビュアー≫
いつから始まるんですか?
≪中谷さん≫
2026年度から本格スタートします。
すでに2024年11月に、策定された「GX推進法」の 一環で導入されることになりました。
≪インタビュアー≫
GX推進法って、環境と経済の両立を目指す法律ですよね?
≪中谷さん≫
そうです!
この制度も“成長志向型カーボン・プライシング”といって、単なる 罰則じゃなく削減努力が報われる設計になっているのがポイントです。
≪インタビュアー≫
では、どんな企業がこの制度の対象になるんですか?
≪中谷さん≫
対象は年間でCO2を10万トン以上、排出している企業です。
これで全国に300~400社ほど該当するとみられています。
≪インタビュアー≫
そんなに多くないように見えますね!
でも、カバーする排出量は大きいんですか?
≪中谷さん≫
そうですね。
実に日本全体の、温室効果ガス排出量の約60%をカバーすると 言われています。
≪インタビュアー≫
なるほど! 60%で半分以上ですね。
その企業には排出枠が配られるんですかね?
≪中谷さん≫
おっしゃる通りで!
排出枠は産業分野ごとの「排出原単位(ベンチマーク)」と 「生産量」によって決まります。
例えば、鉄鋼業とか化学業とか、それぞれの業種に合わせた基準が 設けられることになります。
≪インタビュアー≫
同じ10万トンという排出量だったとしても業種によって 扱いが違うんですね?
≪中谷さん≫
その通りです!
さらに、過去の削減努力や研究開発投資工場の新設、廃止なんかも 考慮されています。
≪インタビュアー≫
結構、きめ細かく調整されているんですね。
では、実際に対象の企業になったら何をすればいいんですか?
≪中谷さん≫
大きく3つの対応が求められます。
●まず1つ目が**プレッジ**
これは(自主目標)ですね。
2030年度と中間目標の、2025年度に向けたCO2削減目標を立てて 計画を策定します。
≪インタビュアー≫
目標は企業が自分で決めるんですね?
≪中谷さん≫
はい。 下限はないので自由度はありますが、社会的責任も伴うので いい加減にはできません。
●2つ目は実績報告
CO2排出量の実績を算定し、第三者の検証を受けた上で 「GXダッシュボード」という公開プラットフォームで公表します。
≪インタビュアー≫
おぉ~!社外にも見えるということですか。。。
これは緊張しますね(笑) 企業の信頼や透明性が問われますね。
●そして3つ目が取引の実施です
目標未達の場合は超過削減枠やクレジットの購入で補ったり 未達の理由を説明したりする必要があります。
≪インタビュアー≫
それを怠ってしまうとどうなるんですか?
≪中谷さん≫
排出枠を償却できなかった分については、金銭的な支払いが ペナルティで発生します。 予期せぬコストになる可能性もあるのでしっかり管理が必要です。
≪インタビュアー≫
対象企業にとっては、他人事じゃない、かなり重要な制度ですね。
≪中谷さん≫
本当にそうです!
でも逆に言えば、早めに備えておけば、競争力にもなりますよ。
≪インタビュアー≫
例えば、御社が提供している「GXパートナー」みたいなサービスで CO2の見える化を始めるのもいい第一歩になりますよね。
≪中谷さん≫
「GXパートナー」では排出量の見える化から取引や削減サポートの ところまで行っています!
ぜひ、ご相談ください!
≪インタビュアー≫
それは心強い!!
≪中谷さん≫
GXや脱炭素は、、これから全ての企業に求めるテーマです! まずは自社のCO2排出量を、知ることから始めてみてください。
私たち株式会社GINは、CO2排出量の可視化、そして削減を支援する 「GXパートナー」の運営をはじめ、スタートアップ支援、知財事業化 資金調達、M&A、産学連携など幅広い事業を展開していますので お気軽にお問い合わせください!
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