ネガティブエミッション技術:人口光合成について解説します。
質問内容:①人口光合成とは何ですか?
     ②人口光合成の技術的な内容についてもう少し詳しく教えて
     ③人工光合成が実現した場合、社会に対してどのような良い影響がある?

▼概要 人口光合成について解説します。

▼目次

本編初めから00:00

①人口光合成とは何ですか?0:50

②人口光合成の技術的な内容についてもう少し詳しく教えて 2:30

③人工光合成が実現した場合、社会に対してどのような良い影響がある? 3:40

▼脱炭素GXパートナーとは  脱炭素GXパートナーは、企業のCO2排出量の計算と可視化を支援するサービスです。このプラットフォームを利用することで、企業は自身の直接排出量(Scope 1)、間接排出量(Scope 2)、およびバリューチェーン全体の排出量(Scope 3)を把握し、分析することができます。GXパートナーは、CO2削減施策の導入サポートを提供し、企業が脱炭素社会への移行を実現するための全面的なサポートを行います。詳細については、GXパートナーのウェブサイトをご覧ください。

▼脱炭素GXパートナー公式HP https://co2-scope.com/# #GXとは #中小企業 #脱炭素 #カーボンニュートラル #カーボンクレジット

この動画は 脱炭素について合同会社GINの提供でお送りいたします 本日のテーマは ネガティブエミッション 技術 人工光合成についてです。 お相手は本日も合同会社GIN代表の中谷さんです よろしくお願いします 中谷です よろしくお願いします

インタビュアー:

本日は ですね ネガティブエミッションシリーズの中で排出されたCO2を資源とし 活用する カーボン リサイクル技術のひとつとして注目されている 人工光合成について教えていただけますか

中谷さん:

人工光合成について説明します まずそもそも光合成とは何かというと光合成っていうのは 植物が太陽の光のエネルギーとですね CO2 と 水を吸収して でんぷんと酸素を生み出す 反応です これは植物がずっと長年かけてやってき てまして 地球温暖化の原因物質であるCO2を資源として活用するような形になります 植物の働きではなくて人工的にCO2から 有用物質 具体的に言うと プラスチックの原料になるようなものですけど 有機物ですね、それを生み出す研究が行われています。 こうした考えから研究されているのが「人工光合成」という技術です。 人工光合成は植物が行っている光合成のように人工的に化学品を合成する 技術で太陽のエネルギーと同じように活用することになっています。 人工光合成では様々な化学品を作ることが期待されていて その中で特に注目されている 化学品やプラスチックなどの原料 となる オレフィン系のものですね 具体的には エチレンとかプロピレン言われる物質を作るような 形になります わかりやすいのは エチレンて ペットボトルのペットというのは ポリエチレンテレフタレートという物質なんですけど ポリエチレン、まさにその中にエチレンが入ってるとか ポリプロピレン いうのをよく聞くと思いますけどおもちゃとかの硬めのプラスチックです。 これがポリプロピレンという物質になってます。

インタビュアー:

はい。ありがとうございます。概要について理解ができました。 もう少しですね。人工光合成の技術のところもですね。詳しく教えいただけますか。

中谷さん:

はい、人工光合成については 三つの技術、光触媒、分離膜、合成触媒という三つの要素から成り立っています。 まず光触媒ですね。 光触媒は太陽光に反応する物質を使って 水を酸素と水素に分解します。 これ通常は電気分解とかするんですけど 太陽の光と触媒を使うところがポイントとなっています 次にその水素と酸素を水素のみが通過できる分離膜 という膜を使って水素と酸素を分離して水素を取り出します。 そして最後にこの水素と工場などから排出されたCO2とを組み合わせて 化学合成を促進する合成 触媒 を使って オレフィン系のプラスチックの原料を作るということになります こういった技術に関しては日本は非常にいい触媒技術で国際的な 強みを持っているということで人工光合成の実現に期待がかかっています。

インタビュアー:

はい、ありがとうございます。日本のですね。 強みを生かせる分野ということがわかりました。 とても期待が持てます。この人工光合成がですね、実現した場合社会に対しどのような良い影響があるかというところも教えていただけますか。

中谷さん:

大きく分けると2つありましてまず1点目はプラスチック製造時のCO2排出量を削減ということにあります。 人工光合成は工場などから排出されるCO2を利用して化学品を作る「カーボンリサイクル」という技術になってます。 ですから通常石油を精製するときにいわゆる原油を蒸留してガソリンを作ったり ジェット燃料を作ったり灯油作ったりアスファルトがでてきたりその一つにナフサというものがあってそのナフサというものがプラスチックの原料となります。 このナフサを熱分解してプラスチック原料にしていくような工程になるわけですけど CO2の削減できるということがポイントになっています。 もう一つがサステナブルなプラスチックの誕生ということで こちらについては人工光合成が実現すれば、環境負荷が少なくサステナブルなプラスチックが誕生するということになる。 プラスチック原料の石油を輸入に頼っている日本にとっては、原料供給の不安がなくなるのも大きな利点となります。

インタビュアー:

はい、ありがとうございました。今日は人工光合成の所について色々教えていただきました。